東京から京都まで行ったときの自転車旅行のメモ

1日目:品川→大月
2日目:大月→諏訪
3日目:諏訪→中津川
4日目:中津川→岐阜
5日目:岐阜→大津
6日目:大津→京都(新幹線で帰宅)

自転車:
 フレーム:cervelo s2
 コンポーネントシマノ 105
 タイヤ:EASTON EA90 RT
 シューズ:SIDI GENIUS 5 PRO 
 
持っていったもの:
 GREGORYのリュック
 パンク修理セット
 チューブ
 空気入れ
 クリートカバー
 アームウォーマー、レッグウォーマー
 チェーンオイル
 輪行袋
 iPhoneと充電器
財布
 アーレンキー4種
 自転車の鍵
 帽子

途中で購入したもの:
 日焼け止め
 クリート

当初の予定としては中国地方まで行くつもりだったのだが、予想以上に時間がかかってしまったのできりのいい京都で帰ってきた。
想定より時間がかかってしまった理由としては下記。

1、まっすぐに行く道がなく距離が長い。高低差が思っていたよりも大きい
2、トレーニング不足
3、疲労の蓄積
4、天候

メモ:
飯田から中津川に行くときに夕方だったのだが、そこから峠越えを行った。これが問題で、1300メートル以上の峠を登ることに。
夜9時に1300メートルの峠は夏でも寒い。体が一気に冷えてしまう。
かつ県道8号線はほとんど整備されておらず、道に木の枝や石が散乱している箇所がある。夜に自転車で走るのは危険。
人家もほとんどなく(途中に1軒だけ陶器の工房らしきものがある)まったく明かりがないので、自転車のライトだけが頼りの状態で山道を行くことになり、危機感を感じる。
もしもライトが消えたら遭難するレベル。
遠回りになるのだが、国道256号線を通るべき。

東京から京都に行きたいときには長野を通る山のルートは時間がかかる。海沿いのルートのほうが早くいける。
自分のように山を通ってみたいという人はまあいいのだが、予想の2倍は大変だと思っておいたほうがいい。
一本調子の登り坂が多く休む暇がないので、途中で足がなくなってしまう。

押してあるくことが多かったせいか、クリートが磨り減ってしまい、うまく装着できなくなった。
(左足を装着するためにすごく力が必要になり、踏み込みをかなり強くしないとはまらない。このため長距離をクリートをはめない状態で漕いでいた)
twitterで種島きんぎょさんが「クリートを入れ替えた」と言っていたのを思い出し、左右のクリートを入れ替えてしのいだ。
各務原自転車屋クリートを購入した。

夜6時以降にビジネスホテルを見つけて宿泊していったが、値段の高くて評判のよいところはあまり向いていないことが判明した。
混んでいたり、自転車を置く場所がなかったりすることがあるので、高いところに泊まる必要がないばかりか、
こちらの格好があまり綺麗ではないので余計な気を使ってしまう。
だいたい6000円が上限で、それ以上高いところはやめたほうがいいみたいだ。

いちおう京都にいった。twitterで観光地を紹介していただいたが、
いつものことだが、自転車を放置するのが嫌なこともあり、あまり観光する気持ちになれないので、
嵐山まで一回りして京都駅に帰ってきた。観光地は苦手だった。

反省点:
全体に曖昧な計画だとしても、ルートはあらかじめ想定して距離を計測しておく必要がある。

輪行のときにはチェーンを触る関係上、必ず手が汚れるのだが、いつもそのことを忘れていて、
手が黒くなってしまう。手が黒くなると他のところもどんどん汚れてしまうので、手袋は必携だった。

輪行時にシートポストを下げるのだが、このcerveloのシートポストは通常の円筒形ではなく、
カーボンのエアロ形状のものがついている。
これに細かい砂がついていると(走っていたら絶対つくのだが)シートポストが下がらない。
というかシートポストを下げるだけで細長い傷がついてしまう。
将来ここから割れてこないか心配になる。シートポストをきれいに拭いてからでないと下げてはいけない。

メガネをしていると雨対策として帽子は絶対に必要でもっていって正解なんだけど、
そもそも雨対策が十分ではなく、大雨でも走り続けるための工夫がもっとできるのではないかと思う。
体が冷えないようにもう一枚ウインドブレーカー的なものがあったほうがよかったかも。

その他:
ユッチンソンのフュージョン3はまたもやパンクしなかった。これはいつまでパンクしないんだろう。
合計で2000キロ以上は走っているが、1回もパンクしないのでチューブレスのパンク修理をしたことがなく、逆に不安になる。

ナビとしてiPhoneを使っていた。雨が降ったときは荷物の中にしまっていたため、道がわからなくなる。
雨が降ったときも使えるようにしたいので、防水性能のあるジャケットがほしいところ。

サドルはフィジークのアリアンテなんだけど、歴代のサドルの中ではトップレベルに尻の痛さを抑えることができていると思う。
アリアンテはサドルと骨の角の間に肉が挟まって炎症を起こすあの感じがない。
だが、完全ではなく5日目にはやはりだいぶ痛くなっていた。

ハンドルvibe7sは硬いだけあって、どんな場合でもタイヤがぶれずに思ったルートを走れるのはいいんだが、
あまりにも太すぎるので上部を親指で挟むタイプの持ち方ができなくなった。
その持ち方だと親指に負荷がかかりすぎて痛くなってしまう。
別の持ち方をすればいいだけなので大問題ではないのだが、選択肢が減るのは困る。
ハンドルの上部は円筒形ではなく、平板になっているもののほうが優れているようだ。

cervelo s2は見た目に反して、すごく普通なフレーム。不自然な感じがまったくない。
カーボンだからふわふわしているかというとぜんぜんかっちりしてる。
逆にそんなにスピード出さないのでエアロ形状の恩恵ない。
軽いので山は登りやすい。

ハンドルに頭がくっつくくらいかなり前傾姿勢にならないと山が登れないんだけどこれはいったいなんだろう。
頭の上に目がほしい。

夜に峠を越える場合、ライトがないと死ねる。少なくとも電池の予備はほしい。
CAT EYEのライト ECONOM Force RECHARGEABLE HL-EL540RCを買っていたのだが、正解だった。
これは今までのライトの中では一番明るい。あとは左右の幅が広くなれば曲がり角の先が見えるので完璧なんだけど。
ただRCを買ったものの充電機能は使っていなくて、購入した電池を使っている。

輪行のときにフレームとタイヤぶつかって傷がつくのが怖いので、緩衝材がほしい。

各地の印象:
・死んだガソリンスタンドが大量にある
・コンビニは新しく進出しているものが多い
・大津はイントネーションが関西なんだけど、岐阜は標準語に近いので、滋賀のどこかに境界線がある模様。
・伊那のドライブインの味噌汁がとてもうまい。聞いたら諏訪の味噌を使っているとのこと。
・東京から山梨に行こうとすると大垂水峠を通るが、ここは思ったより体力を消耗する。
 大月から甲府に行く途中の笹子峠は峠自体はそれほどではないが、トンネルが3キロ近くあって消耗する。
諏訪湖は標高が結構高いので、甲府から諏訪に行こうとするとずっと登り坂が続くことになる。
・お金がある地域では道路が広く走りやすいが、お金がない地域では道路が狭く、走りにくくなる。
・東京はロードバイクをよく見るが山梨以降ではほとんど見なくなる。京都は自転車に乗っている人は多いがロードは少ない。
 京都ははてながあるからロードバイク乗っている人がたくさんいる印象があったがぜんぜんいなくて驚いた。

フィジーク ALIANTE VERSUS K:iumレール ブラック

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