密室で女性がどうやって戦うか

強姦の事例を調べてみると被害者側に非常にダメージが大きいことがわかる。
なんとかしなくてはならないのだが、
若い女性であれば、このリスクを避けて通ることはできないと思われる。

仮に一人暮らしで、アパートに入る瞬間を狙われるとして考えてみる。
そのときにもしも相手に気がつかずに、後ろから入られてしまった場合には非常にまずい状況になる。
相手がドアの鍵を閉めると、密室に二人きりという状況に簡単になってしまうからだ。
もちろんそんな状況にならないように気をつけるに越したことはないが、
毎日毎日注意して玄関のドアを開けるというわけにもいかないだろう。
不注意な日もあるだろうし、相手が気配を消すのが非常に巧みであるかもしれない。

まあ、自宅に入られてしまったとしよう。
こうなってしまうと、一対一だ。
相手が刃物やなんらかの武器を持っているかもしれないのだが、何とかして戦う必要があるように思う。
自宅で女性が一人きりでどうやって戦うことができるだろうか?


まず考えられるのが、防犯アイテムを持っておくことだ。
防犯ベルは一般的だが、これは困ったことに密室や遮音性の高い場所では十分に効果を発揮しない。
自宅に入られてしまってから防犯ベルを鳴らしても、まわりのアパートの人に「ちょっとうるさいな」と思われる程度で効果はない可能性がある。
もちろん、「うるさい」と様子を見に(文句を言いに)きてくれる可能性があるので、鳴らさないよりは鳴らしたほうがいいが
都会などの近所づきあいの薄い地域では、そもそも文句を言いにさえ来てくれないかもしれない。
防犯の意味から言うと、アパートはあまり防音がしっかりした鉄筋コンクリートなどの建築物でないほうがいい。

スタンガンなどの電気式の防犯アイテムは近接されたときには有効だが、
屋内の明るい場所で一対一になってしまうと、こちらが攻撃しようとしていることが事前にわかってしまう。
もしも相手が武器を持っていたら、負ける可能性が高い。
また、逆にスタンガンを取り上げられてしまうかもしれない。
もしも相手に自分の挙動がよく見えない状況であるならばスタンガンは有効かもしれない。
カメラのフラッシュを焚いたり、衣類を頭にかぶせるなどして一瞬でもいいので視界を奪う必要がある。
逆に言うと相手の視界が有効であるうちはスタンガンを使うべきではない。
相手の視界をさえぎることができたなら、スタンガンで相手の武器を持っている手を最初に狙って武器を落とさせる。
次に腰や背中を狙っていくべきだろう。この時点で相手が無力化せず、逃げることもしないようであればしかたないので急所を狙おう。
ここで躊躇すると自分がやられるので容赦なく攻撃しよう。
そのかわり相手が完全に無力化したらきちんと救急車を呼んであげること。

相手の視界を奪う手段が見つからないときなどはスタンガンは使えない。
そういう場合には防犯スプレーはどうだろうか。
出すときにこちらの攻撃意図がばれるのはスタンガンと同じだが、距離を保てるという利点がある。
いきなり相手の顔をめがけて噴射すればいいだけなので、スタンガンよりも技術的な難度が少ない。
そしてスプレーがいいのは「はずれてもダメージを与えられる可能性がある」という点だ。
容量がある程度のものを使えば密室で毒ガスを使用するようなものなので、部屋の中にいる人間全員がダメージを受ける。
自分もダメージを食う可能性はもちろんあるが、相手もとても犯罪を犯せるような状態ではなくなる。
極端なことを言うと、部屋全体をスプレーしてしまえばその部屋で犯罪を行うことは不可能になるのだ。

また、「部屋の中の複数の場所にスプレーを隠しておき、逃げながら噴射する」といった戦法も有効だろう。
この戦法なら一つや二つのスプレーの噴射がはずれたところでどうということはない。

もしも、武器が家の中に一切なくとも相手が一人だけであれば、何とかなる可能性もないではない。
たとえば相手の油断を誘っておいて睾丸を蹴ることができれば、勝利はこちらのものだ。
強力な台所用洗剤などを顔にかけることができれば、一気に無力化できる。
ただし、これらの手段は時間稼ぎにしかならないので、成功したらドアを開けて助けを呼んでから警察に電話しよう。

女の人は気合で負けてしまうケースがあるような気がする。
「暴力が常に存在する」ということに留意して、「何があろうと理不尽な暴力には絶対に屈しない」という決意が必要だ。
ここは日頃から鍛えておくべきかもしれない。

あ、あと隙を見て逃げるという選択もある。
自分のほうが家の構造はよくわかっているはずなので、逃げるときには若干有利かもしれない。
室内の照明を一気に消すと有効かもしれないが、蛍光灯は電源を切ってもしばらくの間は明るいものがあるので注意が必要だ。
照明は白熱灯のほうがいい。スイッチの位置が自分だけがわかるような場所にあるならばもっといい。
一階や二階なら窓から飛び降りることもできる。
高層のマンションならベランダから隣の家にいけるかもしれない。

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対策のまとめ;

1、部屋の中に武器を複数用意しておくこと
2、相手の視界を奪う方法を考える
3、部屋を人間のいられない場所にする
4、気合で負けない。「絶対に屈しない」という気構えを日頃から鍛えておく
5、逃げることも視野に入れて行動する

あ、あとお金持ちの人はセコムとかに入っておくほうが確実で簡単です。