前世はなんだろう

輪廻転生のメカニズムについて考えてみる。
もしも僕が輪廻転生すると、死んだ瞬間に何か他のものに生まれ変わることになる。

人間にしか生まれ変わらないと思っている人がいるみたいだが、馬鹿げたことだ。
世界の人口が増加したら、増えた分の人の魂はどうしたらいいのか?

もちろん生命体であればなんでもいいのだ。
完全にランダムに生まれ変わるとすると、もっとも数の多いものに生まれ変わるはずだ。
それは微生物である。
人間の微々たる数に比べると天文学的な数の微生物が存在しているのだから、ほとんどの人はそれに生まれ変わる。
死んだ人間がまた人間になる可能性は微々たるものだ。
しかし、寿命が非常に短いのですぐに死んではまた別の微生物に生まれ変わる。
深海の熱水噴出孔にいる微生物に生まれ変わってみたいものだ。
かわいい女の子の癌細胞になって抗体と戦ったり、バクテリオファージになって細菌に感染するのも楽しい。
黄色ブドウ球菌になって小学校の給食室に版図を広げたり、破傷風菌になって動物を殺しまくるのもいいだろう。

ただ、輪廻転生は死んだ場所や距離はまったく問題ではないようだ。
対象を地球上の生物に限定する理由はない。
地球外生物や全宇宙の生物を対象に転生してもいいはずだ。

つまり、あなたの前世は乙女座第48星雲のどこかの惑星のガス状生命体であるかもしれない。
最初の議論に戻って、もっとも前世の確率の高い生命体を考え直してみよう。
宇宙全体に生命の存在する可能性があるとするならば、地球上の微生物や細菌なんかよりも
地球外の生命体になる確率のほうがずっとずっと高いはずだ。

「あなたの前世は中世の貴族」であったりはしない。
そういうことも可能性的には0ではないだろうが、限りなく低い。
普通の人のほとんどの前世は宇宙全体に散らばる得体の知れない短命な小さな生物であるはずなのだ。

前世の記憶がなくて幸いです。
あったらたぶん気が狂うんじゃないか。

そして数少ない前世の記憶を持つ人は、間違いなく宇宙のどこかの星の生物の記憶を持っている場合がほとんどなので
NASAなどに入って科学の発展に寄与するべきだと思う。
もしもまだ気が狂っていないようであれば、ブログでいろいろと宇宙の未知の生物について教えてください。
「前世の人間の記憶がある」なんてあからさまな嘘を言ってはいけませんよ。
そんなことはほぼありえないんですから。