WEBサイトのアイデアメモ2つ

1、WikipediaGoogleの間に横たわる闇を吸収したい

Wikipediaはとても便利です。
なにかわからないことがあったらWikipediaを見ればいい。
でもWikipediaだと、情報が辞書的すぎて、実際には使えないことがある。

リアルタイムに変化している事柄や、多くの人の中で意見が分かれる内容についてはWikipediaはうまく機能しない。学問的な評価が難しい分野やそもそも学問として成立していないものがたくさんある。

「定義」とかは得意なんだけど、実際のところは情報量が少なすぎるし
学術的っぽすぎて視界が狭いことがある。


その対極にあるのがGoogle
Googleはえり好みしない。なんでもクロールする。
だからリアルタイムの情報にも強いけど、その弱点はあまりにも情報が多すぎて散漫であること。
自分のほしい情報が簡単に見つけられないことがよくある。
うまくまとまっていないので、
自分にとって使いやすいように改めて情報を整理しなおす作業がすごく大変だ。
そういう作業は非常に面倒くさいし時間もかかる。

つまりその2つの間には、大きな空間があいているのです。
なにかサービスを作る余地がある。
世の中の人々はまだまだ不便な作業を強いられている。
まあ、単純に「自分が不便だと感じる」ということです。

この大きな隙間を埋めるサイトが必要なんじゃないか。

例えば「本当に誰でも自由に書き込めるWikipedia」のようなものはどうだろう。
現在のWikipediaは編集が厳しく統制されており、誰でもが自由に書けるというわけではない。
なにか編集するとすぐに誰かにチェックされてしまって窮屈でしょうがない。

もっと自由に体系的なページを作ることのできるサイトがあってもいいのではないだろうか。

もちろん荒らしとの戦いになるとは思うが、
ある程度攻撃的なユーザとも共存できる2chのようなスタンスで行けないだろうか。

要するに僕は情報データベースを作る作業を一人でやりたくない。
ある特定の言葉をぐぐっているとき、より多くの人が同じような情報群を必要としているはずで、
そういう人たちの要求はまとめることでスケールメリットが発生する。
というか現状があまりにも無駄な労力をみんなが使いすぎている。
もっと労力を集約することができるはずだ。

リアルタイムに変化する、有用な情報プールを作ることがなにかできるのではないかと思う。
Wikipediaよりも圧倒的に情報量があり広く、そしてGoogleよりもずっとまとまっていて見やすいもの。
そんなサイトを作ることができないかと思う。


2、荷物受け渡しサービス

ごく低額の商品を購入したときに、送料のほうが高くなってしまうことがないだろうか?

あるいはリサイクル用の品物を誰かにあげたいときとか。
なぜこんなに送料が高いのだろう。

リスクが多少あってもいいので、もう少し安く、できれば無料で品物を送ることはできないだろうか?

そんなときに人から人に荷物を受け渡していくサイトがあったらどうだろう。
誰かに荷物を送りたかったら、とにかく近くに住んでいる人に荷物を渡せばいい。

受け取った人がより送り先に近い場所に住んでいる人に渡す。
人から人にどんどん荷物が渡っていきます。
だから遠い場所にいる人に送ろうと思ったらすごく時間がかかります。
沖縄から北海道まで送ろうと思ったら何ヶ月もかかるかもしれない。

あと途中に悪い人がいると荷物がなくなる危険性があるので、
最初のうちはあまり高いものを送ることが難しい。

Yahooオークションと同じく、
「ユーザの評価が一定以上の人を経由する」といったオプションをつけられるようにするので、
時間が経てばだんだんに信頼性は向上する。

ただ基本的には「人手を介して荷物を送ることを楽しむ」というコンセプトなので、
高いものや貴重なものは基本的に送っちゃダメです。
あと腐るものや重いもの、壊れやすいものもダメですね。

まあかなり送れるものは限定されちゃうんだけど、サービスとしては面白いんじゃないか。

パケット通信を人間が行うみたいな感じ。
紛失しちゃう危険もあるけど、うまくいけばタダで荷物を送ることができる。
そのかわりに自分もときどき荷物を運ばないといけないわけですけどね。

通勤の途中とかに受け取って、会社のある駅についたら次の人に渡す、みたいな運用になるんじゃないか。
面倒なので、時間が余っている人向きです。

学生とか主婦の人にはいいんじゃないかな。
世の中にはけっこう暇な人がたくさんいると思うので、
彼らの労力を何かに使ってもいい。
それで彼らも楽しめたり、自分も荷物を送れたりするわけだし。
まあ、信頼性の高い人はちょっとお金もらってもいいかもね。
そこは自己申告制でいいんじゃないか。

既存の社会システムに絡まないところが面白い。
人間同士の繋がりを再構築する感じ。
いつも手渡ししている人とは友達になれるかもしれない。

新しい近所付き合い。
テイクオウンリスクなところもいい。
自立している人間ぽい。市民ぽい