韓国のことをもっと書いてほしい

会社で韓国人の人たちや韓国語のわかる日本人と一緒に仕事をしている。
漫画を交換しあったり、一緒に映画を見に行ったりする。
わからない日本語は教えてあげる。

特にエキセントリックではないし、
ネットで言われているようなひがみっぽいとか怒りやすいとかの韓国人的な特徴はない。

北海道とか九州の人のような感じ。素朴さ。
やや遠い地域に住んでいる人々ってだけで、
話している分にはほとんど違和感がない。

正直に言うと最初のころは怖かった。
ネットで言われているような嫌韓感情を自分が噴出させてしまうのではないか、という懸念があったからだ。
相手が性格の悪い人たちだったらどうしよう・・・と心配だった。

その心配は杞憂だった。
ネットで喚起されているような欠点は彼らにはなかった。
性格的にごく普通の日本人とほとんどなにも変わらない。
嫌う理由がない。

実際に付き合ってみればわかる。
まあ確かにファッションにおける「都会的な洗練」というのはあまり感じられないが、

ちょっと素朴な田舎の人ってだけで、ギャンブラーやアルコール中毒者など
彼らとは比較にならないくらいどうしようもない日本人はたくさんいる。

2chにいるような何の社会的責任も果たしていないニートのみなさんに非難されるような社会に害を及ぼすような人々ではない。むしろまったくその逆だ。
(もちろん韓国にもニートはいる)

それぞれの国内にいる人たち同士の違いのほうがよほど大きいのだ。
お互いの国内に大富豪や頭のいい人たちがいるし、就業できない人たち、ホームレスのような人たちもいる。
一概に比較することはできない。

嫌韓や抗日を叫んでいる人たちが特殊なタイプなんだと思う。
特定のイデオロギーにあまりにもアディクトしている。
韓国人の人たちとの生活をしている日常感覚から考えると嫌韓は遠い国の出来事のよう。

エキセントリックな扇動を信じないでほしい。
嫌韓と韓国国内の反日運動に共通することは、どちらも誰にも利益をもたらさない不毛な幻想の流布だということ。
隣に住んでいれば喧嘩だってするだろう。
古事記を読む限りでは弥生時代にそれ以前住んでいた部族を滅亡させ、日本を征服した天皇家朝鮮半島に起源を持つ。
お互いに侵略しあってきたのに今更昔のことを蒸し返してどうするというのか。
何かにとり憑かれている人たちがどうしようもない理由で主張しあっている。
お互いにどうかしているのだ。

嫌韓反日を主張している人がどんな人かみてみればいい。
彼らは相手の国に行ったりしない。
相手の国の人と交流したことはない。
相手の国のことなどほとんど知らないのだ。
そんな人々の言葉を信頼するわけにはいかない。
幻想の中に生きている曖昧な人々。
子供が夢を見ているようなもの。
彼らの想像の中の国と、現実の人はまったく別物だ。

隣国は離れることができない。
経済的にも深い繋がりがある。
お互いに嫌い合いながら暮らすのと好かれ合いながら暮らすのとどちらがいいだろうか。
僕は隣に住んでいる人とお互いに嫌い合ったりすることはしたくない。
仲良く暮らすことができたらそっちのほうがいい。

韓国のことが好きな人たちはもっと主張してほしい。
韓国に関する日常や知識をもっとブログに書いてほしい。
そうしたら一部の人が本当に一部だってことがわかるから。
極端な言説に流される人がこれ以上増える前に。
嫌韓の声に負けないように。

逆説の日本史1 古代黎明編(小学館文庫): 封印された[倭]の謎

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