いつ自分のやりたい仕事を決めるべきか

えっと、これは知らない人が多いと思うんだけど。
大学生の人とかで「自分がなんの仕事をすべきかわからない人っているでしょう。

「卒業してから考えればいいや」とか「探し続けるしかない」って思ってる人。
あのね、それは大学卒業するまでに決めないとだめです。

もしもどうしても決まらないなら、卒業しないでください。
留年しよう。
しかし、25歳くらいまでには必ず卒業すること。
なぜか。

日本はまだまだ年功序列社会なんです。
というか内部的には崩れてきてはいる。
早期退職とかはよくあるし、経験者の途中採用とかはあるよ。
でも、困ったことに「新卒(未経験者)を採用するシステムまでは変更が進んでいない」んです。

未経験者がその業界に入れるチャンスはほぼ一回きりです。
それは大学卒業するタイミングだけ。

中途採用ってのは圧倒的に経験者が多くなる。
たまに未経験者募集ってのがあっても非常に倍率が高くなってしまうんです。

だから「どういう仕事をしたいか」ってのはどうしても大学卒業時点で決めておく必要がある。
たとえ入りたくない会社に受かってしまっても「やりたい業界の会社」であれば入ってしまったほうがよい。


また、大学生のときに大学の勉強はしないほうがよい。
普通の大学は単位さえ落とさなければ問題はないのだから、適当にこなしておく。
それよりも「どんな業界があるか」「どんな仕事が世の中にあるか」
ということを徹底的に研究したほうがいい。
そして「自分がその仕事を一生続けていく」ということに確信が持てるようでなくてはならない。
で、実際に一度やりはじめた仕事を一生続けていくことになる。
だから大学の勉強をしている時間はほとんどないはずなんです。
それに会社では学校で勉強したことなんてほぼ役に立ちません。
(実務的な学校の授業はもしかすると役に立つのかもしれないが)
ほとんどの会社では新入社員は一から教育されるので、
どんなに下積みがなかろうが、どんな大学から入っても能力とやる気さえあればたぶん大丈夫です。
その代償として、職業(業界)選択のミスは許されないことになっているんだけど。

・・・というのはあまりにもスタティックで自分はめんどくさい。
だいたい複数の職をやりたいと思っている人はどうしたらいいのだ?
こんな文章を書いておきながら、自分がもしも大学生にもどってもまじめに就職活動をやらない気がする。

しかし、それを求めているのが日本の社会なのだ。
やり直しの効かない世界。
えっと、政府とか上のほうの人たちはなんとかしてください。

・・・あ、まあ一部の業界ではそうでもないかな。
・・・プログラマーとかコンピュータ関係はまだまだ入りやすいと思う。
・・・人が根本的に足りてない、拡大基調にある業界はたぶん大丈夫。