携帯電話は世界中の悪と繋がっているのか?
「携帯電話は世界中の悪と繋がる」政府による育児指南は公表中止
えーと、携帯電話は世界中の悪と繋がっているのでしょうか?
きっとこれを考えた人は普段あまり携帯電話を使わない人じゃないかなと思います。
実家に父の姉が一緒に住んでいるのですが、80歳近いその叔母さんは僕に会うたびに、
そのときニュースになっている事柄について注意してくれます。
例えば携帯電話で出会い系サイトにアクセスした女の子が殺された事件があると
「携帯電話には気をつけろ」と口をすっぱくして教えてくれるのです。
つまりテレビ(皮肉ですね)や新聞のニュースでしか携帯電話というものを知らない人は、報道されている内容で対象の評価を決めてしまうのです。
ニュースで携帯電話の実態がわかるわけではありません。
実際に体験してもらうのが一番なのですが、
いまさら老人に「携帯電話を使え」と言ってもなかなか難しい人も多いでしょう。
携帯電話は今となっては生活に必要な基本的なインフラです。
年間に何千人も事故で死んでいても「自動車は悪だから乗ってはいけない」という人はいない。
もちろん事故は少ないほうがいいのですが、全体的な排除が発生しないくらいに利益のほうが犠牲を圧倒している。
政府でいろいろと考えてくれている老人のみなさんには実態が見えてない。
携帯電話は彼らにとって幽霊みたいな怪しげな存在なのです。
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このブログでは過去に教育再生会議について『「親学」への違和感』で言及しています。