共産党について調べてみた

あまりにも現在の内閣とか自民党がとんちんかんなので、もっとマシな政党が必要なような気がしてきた。
とりあえず痛いニュースとかでよく叩かれている共産党のことを調べてみる。

日本共産党中央委員会

うーん、ざっと読んでみたけどほとんどマトモなことしか書いてないなあ。
痛いとすると世界的にいくつもの国が共産主義国としては失敗しているのにもかかわらず、「最終的には共産主義的な国家を作る」のような主張をいまだに綱領に掲げているくらいか。
これはホームページ用にいいことばかりを集めているのだろうか?
気になる点は(前々からの弱点と一緒なんだけど)既存の政策への批判が多くて、それに替わる新しい政策のプランが希薄であるように感じられる点か。
このページを見る限り思ったより普通の政党です。
痛いニュースとかで騒いでいるのは先入観の影響か恣意的なコントロールなのかもしれないな。

Wikipedia 日本共産党をみると、すごい。
現行政党の中では日本最古なのね。歴史あるなあ。
「もう共産主義なんて陳腐化してるんだから、名前変えればいいのに」って思ってたけど、こんなに歴史あるんじゃ変えにくいな。

でもさ、さらに驚いたことには「日本共産党の2007年現在の国会勢力は、衆議院議員9名、参議院議員9名である。」って、こんなに減ってたのか。
少ないなあ。衆議院なら定数480人中の9人でしょ?
これってほとんど存在してないみたいなものじゃん。
てか、たったそれだけの人数の政党にあれだけ反応している2ちゃんねるとかマスコミってどうなんだろう。
よく騒がれてるから、もっとたくさんいるのかと思ってたよ。
これじゃあ前向きに政策を考えられないよ。だって自分が政権をとることはありえないんだもん。

報道されるくらいの影響力を保つためには、少なくともあと5倍くらいの議員は必要なんじゃないかなあ。
今のままだと議決にほとんど影響しない。
政党として議席を増やすためになにかを変えていかないといけないんじゃないかな。
既存の政策への地味な批判をしているだけだと国民的な支持率も上がっていかないのでは。

頭のねじがゆるんでいるとしか思えない自民党への対抗勢力はどうしても必要だと思うんだけど、共産党にはちょっと荷が重い。
がんばれば連立与党の一部にはなれるかもしれないってレベル。

ホームページで言っていることは部分的には結構正しいこともあるのに惜しい。
看護師不足を解決するための緊急提言
とか
貧困と格差を打開し、暮らしと平和をまもる予算へ
あたりの目の付け所はいいと思うんだが、やっぱり財界とか立場が違う人には簡単に反論されちゃうだろうことがすぐにわかる。
狙ってやってるのかもしれないんだけど視界に穴があるっていうか、大所高所からの見解じゃないんだよなあ。
弱者の立場に立つってのも重要だけど、実行した結果によって全員が幸福にならないと説得できない。
政党には特定層の利益の代弁者であるっていう機能も確かにあるんだけど、
そこってのは部分論であるわけで国家としてどうあるべきなのか、っていうスタンスの議論がもっと必要な気がする。
国を動かすべき議会であり政党なのに、論点がせせこましいからなんか変な感じ。
そこまでして低所得者層に媚びないといけないのか?
それって逆に足枷になってるってことはないのかな。
支持層の維持って目的のために自由な発想を奪われてない?