長浜園児殺害事件
mixiニュースを見ていたら
滋賀県の長浜市で昨年の２月に幼稚園児２人が通園途中に刺殺された事件の公判について記述されていた。
中国籍の鄭永善さんという人が疑われていて、弁護側は心神耗弱を主張しているらしい。
最近、確かに裁判で弁護側が心神耗弱を主張することが多すぎる気がする。
たぶん他の人も「少し同じ理由が多すぎではないか」と思っているだろう。
でも、mixiで他の人の日記を読んでみると「犯人を殺せ」という言葉の連続で、胸が悪くなった。
「中国人を排除しろ」とか「日本国内に入れるな」という意見もある。
人々の反応があまりにも単純で直情的なので、嫌な感じがする。
果たしてこういう反応が適切なのか？
まず気になるのは、この段階では犯人ではない可能性もあるということ。
日本の尋問方式は冤罪を発生させやすい（尋問の音声記録を公開しない）方式なので、自白の信頼性は低い。
やはり、調書では罪を認めているのに裁判では無罪を主張している。
容疑者の鄭永善さんの言うとおりに本当に第三者である「黒服の男」が二人を殺害したのかもしれない。
まあ、それを言い始めるとここで話が終わってしまうので、
話を進めるために、仮に「彼女が園児を殺したのだ」ということにします。
重要なことはこの人には通院歴があるということ。
まったく正常だった人が精神的な原因を主張するのはおかしいが、
この人の場合はそれほど大きな論理的な飛躍があるわけではない。
自分の知らない新たな土地で子育てをしないといけないとなると精神的な負担はかなりのものだろう。
しかも言葉も完全に理解できるわけでもないのだ。
頭がおかしくなっても変じゃない。
実はこのようなケースは日中カップルの間ではよくあることだ。普通はすぐに中国人女性が、なじめない日本にバイバイして（つまり夫と別れて）終わりである。
そう、逃げてしまえばいい。
環境に問題があって苦しいなら、それにいつまでも甘んじている必要はない。
なぜそうしなかったのか。
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えとですね。
ここにちょっと大きな問題があります。
彼女はどうして日本にいるんですか？
いったい誰が彼女を日本に連れてきたのか？
彼女がこんな不便な状況で子育てを強いられているのはなぜなのか？
それはですね、結婚斡旋業者です。
彼らに斡旋を頼むと一件につき数百万円の対価を要求されます。
彼女の出身地の黒竜江省の平均年収は年間で4万2千円です。
アジア調査の記憶（原典不明のため孫引き）
つまり日本の平均年収の約100分の1です。
逆に言うと向こうにいくと日本のお金の価値が100倍になるわけです。
鄭永善さんの家族に直接入るお金は総額のうちの半分以下でしょう。
たとえば100万円だとしたなら1億くらいの価値になるわけです。
これはシャレになる金額ではない。
中国は金のために家族を日本に売っている。
そして日本はそれを受け入れてしまっているんです。
国際的に非難されている日本の人身売買への関与、
人権を無視しても気にしないモラルの低さと無神経さがそもそもの根本原因なんです。
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僕の想像では彼女は逃げることはできないくらい小心で、しかも誠実な人なんだと思います。
中国に残してきた家族と1億ほども価値のある大金のために自分が犠牲になろうと決めたんじゃないか。
あるいは「お前が逃げたら家族から金を返してもらう」という契約だったのか、ブローカーか亭主から脅されていたのかもしれない。
この亭主は骨のない男で、事件が起こるとすぐに離婚しています。
離婚する必要があるんだろうか？
自分が買った嫁なんだから最後まで面倒みればいいと思うんだけど、田舎的にはきついのかな？
海外に金で売られ、意に沿わぬ結婚をし、言葉がろくに通じない孤独な環境で
外国人とセックスさせられ、その子供を育てるという大変な労働を一人で行う。Iridiumの結論的に言うとですね、
この環境なら、何人かに一人は絶対に精神を病むに決まっている、ということです。
普通の人間が正常ではいられなくなるレベルの強烈な試練です。
そういうゆがんだ状況を作り出してしまっているということ。
人身売買を放置している上に、その後のケアをも行わない行政が園児を殺したも同然ということです。さらに言うと日本人がわざわざ中国人を金で買ってきているので「中国人は日本に来るな」とかいう反応はお門違いなんですよ。
根本的に解決するには、二つの選択肢があって
１、外国人の流入を一切禁止する
もしくは、
２、流入した外国人のケアをもっときちんとする
しかないんです。
たぶん経済界的には１の選択はありえないでしょう。
少子化の発生している現在では、外国人の流入なしには経済が成り立たない。
ということは選択肢は２しかない。
もっと外国人の権利を認めて、優遇してあげる必要がある。
コミュニティのための組織を作ってあげるとか特別な手当てを出してあげるとか、
日本語学習をサポートしてあげるとか、訪問して人権が侵害されていないか定期的に生活状況をチェックするとかできることはたくさんある。
新規参入者のサポートがしっかりできない国に外国人を受け入れる資格はないんですよ。
