リチャード・ドーキンスの『神は妄想である』

一応、義務のように感じるので書いておく。
アメリカやテロリズムをめぐる問題を考えてみるだけでも宗教の害悪は明白だ。
この21世紀において、参加メンバーに殺人を許容させる宗教などというシステムを放置するべきではない。

そして無神論者は団結しない。
日本で無神論者であることをキーに集まる団体なんて聞いたことがない。*1
であるならば、それぞれが自分で考えたり知識を蓄えるしかない。
無神論者は何らかの形で攻勢に転じるのが望ましい。
宗教はリアルに存在する明らかな権力機構であって、対抗手段が必要。
論理の刀を研ぎ澄ましておく。
「自らが無神論者である」ということを意識するための本。

確かに多くの宗教は仲良しグループとしての役割を果たしているんだけど、
その核心がフィクションであり、しかも本人たちはそれを認めない、ということの限界が見えてきたように思う。

日本人の人たちは、世界でも数少ない宗教意識の低い国なんだから、
もっとこの長所(?)を生かすべき。
世界に向かって「宗教を信じるのをやめましょう」キャンペーンを張ってもいいくらい。
たぶん他の国には嫌われるけど、歴史的意義はある。

神は妄想である―宗教との決別

神は妄想である―宗教との決別

*1:ぐぐってみたらロシアにはあるみたいです