道徳教育を強化すべきなのか(その2)
道徳教育の強化に反対しているブログのリンクを集めてみた。
道徳教育について『城丸章夫著作集 第1巻 現代日本教育論』 第四章 集団教育論 第三節 道徳教育論 より引用。
個人的には「道徳教育の難しさ」の雀さんの言うことに同意です。
道徳ってのは人間の行動を評価する上でのメソッドの体系であって、結論を教えるもんじゃないんです。
「それを学んだ結果として、必ず社会に貢献する高潔で正しい人が出来上がることが保障されてる」わけがない。
個人個人がそれぞれ異なった結論を出す。
道徳を学んだ結果として他人とぜんぜん違う結論にたどり着く人もいていいはずだし、それを許容するのが道徳です。
つまり道徳を学んだところで愛国者が増えたりはしないんです。
(逆に汚職するような内閣は一瞬にしてつぶされるようになるかもしれませんよ?)
結論をはじめから押し付けるならそれは道徳じゃなくて思想統制とか管理教育ってやつで
要するに子供を家畜として扱うことです。
思想統制によって出来上がってくる国家がどういうものかわかってると思いますけどね。