自転車についての記録

先月自転車を購入したので、どういったスペックであるかについて記録しておく。
フレーム、フォーク:CARRERA MAMAYAMA
コンポーネントシマノ105(2010年版)
ホイール:カンパ ZONZA
サドル:セラサンマルコ リーガル
ハンドル:SHIMANO PRO(型番不明 2014アルミと思われる)
ステム:ITM
シートポスト:BBB
ライト:キャットアイ(CAT EYE) LEDライト HL-EL510
テールライト:キャットアイ(CAT EYE) ハイパワー&スリム TL-LD610-R
ボトルケージ:topeak(トピーク) モジュラーケージ EX ブラック WBC03400/TMD05B

購入に至った事情

以前乗っていた自転車のチューブにクラックを発見したため。
フレームを取り換えるといろいろなところを変更する必要が出てきたので、デザイン的な問題もあり、いっそ全部とっかえちゃえ、ということで新しいものを購入した。

ハンドルまわりの強度の増加

前に乗ってたのはCARRERAフレーム「DUKE」で、コンポーネントはカンパ コーラス、ホイールはMAVICの下のグレードのものだった。それに比べるとハンドルまわりの剛性は圧倒的に高くなった。

今まではカーブの挙動は心もとなくて、ハンドル操作への追随性に疑問があった。どうも剛性が低かったので若干操作に対して遅れる動きになっていたのだと思う。これが曖昧にしか記述できないのだが、実際に使ってみれば違いがわかる。カーブなどでハンドルを切るときの安定感がまったく違う。

今まではドキドキしながら乗っていた場面があったことに気がついた。小さいカーブを切る必要があるとき、路面から歩道に上がるとき、高速で下るとき、そういう場面での心理的な不安感がずいぶん減少した。(そもそもそのときに不安感を感じていることをすっかり忘れていたのだが)

ハンドル径の規格が変わって大きくなったこと、ハンドルそのものの素材の強度が増したことで安定感が出た。それだけ強度が高いのに長距離を乗っても手や肩が痛くなることはなかったです。素晴らしい。


ZONDA

平地を走るときの巡航性が大幅にアップした。まったく進もうと思っていないのにどんどん前に進んでいくという印象がある。これは不思議なのだが、ZONDAの影響かもしれない。疲れが少ない状態のまま距離を稼ぐことができる。ただし、大きな問題があって傾斜が苦手になった。山に登れない。登ろうとすると足に大きな負荷がかかる、というか前に進めない感じがする。ポジションは大きく変わっていないはずだが、自分の重心が高くなったように感じる。ZONDAの評価を読むと確かに山には向いていないという書き込みが多いのだが、まさかここまで大きく影響しているのかと疑問。単に自分の筋力が不足しているというのはあるんだけど、それにしても平地があまりにもスイスイと進むので上りにあたったときのギャップに驚く。この自転車は勾配の少ないルートを考えなくてはならないかもしれない。

亀有から千葉の千倉に行ってみたんだけど、平地ルートを通った場合にはなんの問題もなく進めたのに、山のルートをとった途端に進めなくなる。山ルートのほうが距離が短いのにも関わらず時間がかかり、かつ疲労するという結果になった。ただし、山から降りてみると疲労しているにもかかわらず、相変わらずどんどん進む。

チューブレス

今回はパンクしなかったのでチューブレスのパンク修理は経験できなかった。
事前に空気を入れて6気圧程度にしたにもかかわらず、あまり硬い印象はない。
前輪が石を踏んで弾かれるということはなかったと思う。
たまに後輪で小石をはじいていることはあるようで、「ばしっ」と音がする。


アルミ+カーボンのフレーム

フルカーボンみたいに「フォーン」という音はしないが、やはり乗っているときには少しカーボンが震える音がする。乗り味総体としてはカーボンバックじゃないものとの違いはあまり感じない。むしろ上りではカーボンバックじゃないほうがいいのでは?


SHIMANO 105

変速が早いし、確実。コーラスだと前の変速はなかなか入らないことが多くて使いにくかったがストレスが減った。変速につかう範囲が増えて最高速域を除いたほとんどすべてを使うようになった。若干「ガシャンガシャン」という機械感覚があるのだが、そのうち慣れるのではないかと思う。

ただ、一番下のトルクはちょっと少なくなってしまったのかもしれない。コーラスのほうがトルクが大きかったように思う。たぶんそれもあって山が登りにくいのではないか。微妙に「回しにくい感」があるのだが、これはセッティングか、もしくは慣れで解決できる問題かもしれない。

ブレーキは急にきつくなるので、交差点で止まるときは後輪が浮くことが多い。クリートを今回はSPD-SLにしてみたが、漕いでいる間はSPDとそれほど大きく違うわけではない。「固定感」は確かに向上したんだけど、それが走りに影響あるかというと、うーん。抜くときに力が必要になったので膝をひねって痛めそうで怖い。


サドル

セラサンマルコのリーガルは懐かしい感じの感触でとても落ち着くんだけど、やはり二日乗ると尻が痛くなる。このために終わりのほうでは立ちこぎしている場面が増えた。立ちこぎすると膝に負担がかかるので危険になってしまう。二日ならまだ問題がないんだが、四日連続で乗ったときにどうなるかを考えると不安が残る。このサドルはどこかで交換しないといけなくなるかもしれない。長期間乗るには心配だ。


総評

ハンドルの安定化はとてもありがたいし、平地の高速化も素晴らしい。ただし、上りがなぜこんなにきついのか疑問。フレーム(カーボンの柔らかさ)、コンポーネント(トルクの大きさ)、ホイール(ZONDA固有の傾向)の影響があるとは思うんだけどどれがどのくらい影響しているのかわからない。金額的にはフレームの交換は仕方がないとしても、コンポーネントとタイヤの交換はやりすぎだったかも。使ったお金ほどの効果はない。それをしなければ10万くらい浮いたはずなのだが。ただ、全体のカラーやデザインのバランスには満足しているので、それに関しては十分に元が取れているとも言える。


Topeak Modula Cage EX ウォーターボトルケージプラスチック Ex ブラック

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