冬の自転車旅行についてのメモ

冬でも自転車旅行はできる。雨が降ったらアウト(たぶん凍傷で死ぬ)なので天候は確認する必要がある。ベルザキャットには美人が手伝いに来ることがある。

1、事前準備

ちょっと走ってみて寒さ対策が必要であることがわかっていたので防寒用にマスクと手袋、足袋、インナーを購入。
パールイズミ ウィンドブレークライトMTBシューズカバー 7915 2.ブラック L(26-27.5cm)
パールイズミ ウィンドブレーク サーモ グローブ 7218 4.スチームホワイト<ニューカラー> M(24cm)
パールイズミ/188 ヒートテックセンサーハイネック ロングスリーブ
・KOMINE ネオプレーンフィルターマスク ロング

足袋が履いてみるとカッコ悪いのだが、背に腹は代えられぬ。もっとカッコいいのが欲しい。

あと毎回ぴたっとしたパンツを長時間はくと毛が圧迫されて痛くなるので、足の毛を剃ってみた。これは風呂で1時間以上かかる大作業だった。こんなに毛が生えているとは。だがこの作業のおかげで足の表面が痛くなることはなかった。

2、当日の準備

5時に出るつもりで早起きしたが、結局出たのは6時。タイヤを外すための工具が見つからず探すことに。いちおうiPhoneが死ぬ可能性も考えて電話番号と住所をメモしていった。

3、リュックに入っているもの

パンク修理セット
ポンプ
タイヤはずし
チェーンオイル:埃や雨でチェーンオイルがなくなることがあるので必要
財布:最低限必要なお金と健康保険証と鍵だけを入れたもの
アーレンキーセット
iPhone
iPhoneの充電用のソケットと接続部品
自転車の鍵

4、服装

手:手袋のみ。
上:インナー、ユニクロのフリース、トレーニングウェア、パールイズミのレインウェア
  まわりの温度によって脱いだり着たりする。レインウェアは朝方のみ使用。
  ウェアの色がフレームとあっていないので、できることなら冬用のものを新たに購入したい。

下:普通のサイクリングパンツ、股引状の何か、トレーニングパンツ
  下は昼間は暑いのだが、2番目が股引なのとリュックの容量の問題で脱げなかった。

足:スポーツ用靴下、普通の靴下、シューズ、シューズカバー
  これでも場面によっては十分ではない。足もとは思ったよりも冷える。
  逆に暑すぎるということはなかった。

頭部:マスク、コンビニで買った防寒用の帽子、ヘルメット

5、iPhone

iPhoneのGoogleMapの徒歩検索に従って行ってみることに。ところが徒歩検索はときどき4号線を外れる。分岐がわからないので違う道を走る。また、GoogleMapの徒歩検索はラディカルなので森の中のすごく細い農道が対象になるところが面白い。ルートの選定は事前に検討が必要だった。中でiPhoneがうんともすんとも言わなくなる現象があった。紙の地図を用意しておいたほうがいい。iPhoneに頼りすぎるとアウトになる危険が。

でも、iPhoneで地図の中の現在位置がわかることは素晴らしい。あとは自転車に固定する用具があればもっといい。交差点に止まるたびにリュックを下してiPhoneを取りだす手間が煩わしい。


あまりにも運動不足であるために18時には着けなかった。あとで気がついたのだが、那須に向かう30キロ前からはずっと上り坂だった。体力がなくなって前に進めないと思っていたのだが、違う。

行きは電池は半分しか使わなかったのだが、なぜか帰りは途中で電池切れに。理由がわからない。重量が嫌で持っていかなかったのだが、予備の電池が必要かも。

あとNAVIソフトがあったほうがいい。そうすればiPhoneをカバンの中に入れたままにしておけるし、曲がり角を見逃すこともない。ただ現時点では決定版的なソフトがないようなので、購入を躊躇している。もしも購入するならば「いつもナビ」か「全力案内」だろう。

6、マスク

帰りは暖かったので、マスクを外して走っていたが、日が暮れてから温度が下がってきて、意識が朦朧としてきた。自転車を降りてみるとまっすぐ歩けない状態に。マスクがないとあまりにも顔の温度が下がりすぎて、脳に入る血流の温度が問題になる。意識が朦朧とするのでマスクは必須だ。

ただ、自分の使い方が悪いのか、鼻水がダダ漏れ状態になる。あと鼻が圧迫されるので口で呼吸するしかない。巡航ではそれほど苦しくないとは言え、やはりマスクがないときに比べると呼吸は苦しくなる。これらの問題が解消されたマスクがあるのなら新たに購入したい。

コミネ KOMINE AK-067 ネオプレーン フィルターマスク ロング ブラック フリー09-067

コミネ KOMINE AK-067 ネオプレーン フィルターマスク ロング ブラック フリー09-067

7、ペンション

ベルザキャットは僕一人しかいなかった。冬はオフシーズンらしい。そして食べ放題、温泉、さらにスタッフが異様に美人だ。目を合わせるとドキドキしてしまうような女性。いつもいるわけではないらしい。食べ放題もものすごくいろいろなものから選べる。これで10980円てすごく安いと思う。神か。逆に経営できているのか心配になるレベル。
http://www.bell-cat.com/

8、4号線

国道4号線は至る所で分岐がある。そしてその何れもが4号線を名乗っているので、いったいどの道が正しいのかわからなくなる。越谷から北に向かう道がどれが正しいのかいまだにわからない。細くてなんだかわからない道を走っていた。また4号線はトラックが走りまくるので、路肩に砂利がたくさん落ちているためロードでは走りにくい。パンクに怯えながら走ることになる。特に障害物をよけにくい夜間は推奨しない。旧道と思われる各県道はほとんど砂利が落ちていないので、自転車的には旧道を走るべきだろう。県道30号線にはお世話になった。30号線はあまりにも周りになにもないので夜に走るには別の意味で怖いが。ただ4号線の側道はかなり整備されてきており、場所によっては10キロ以上に渡って側道を走ることもできる。

4号線をずっと走っていると単調なので、自転車を漕いでいるにも関わらず眠くなる。東京から那須に向かおうとすると最後のほう以外は実は道の選択肢はかなりあるので、他の一般道を選択したほうがよい。

4号線沿いには食べ物屋があまりないので、見かけたら入っておくほうがよい。チャンスを逃すとコンビニで弁当を買うことになる。やはりコンビニで買う弁当よりは普通のお店でなにかを食べたほうが体調がよい。

9、栃木

栃木には至る所にアルファベット2文字か3文字で付けられた名前が存在する。それが徹底しているので、「スズラン」という名前のホテルは「SR」という表示になっている。那須に近づくまではほとんどが平地。宇都宮から那須までは思った以上に距離がある。特に塩原から湯本までの距離が予想外だった。

10、困ったこと

iPhoneが帰りの途中で正常に動作しなくなる。起動して1秒から2秒で自動的にシャットダウンしたような状態となる。完全にシャットダウンしているわけではないらしく、しばらく置いておくと復活しているが、それにしても2秒するとまた画面が黒くなってうんともすんとも言わなくなる。すわ修理かと思ったが、暖かいところにしばらく置いておくと復活するので、どうも低温状態が苦手みたいだ。

朝方6時から8時くらいを自転車で走っているときなどには、この防寒具では不足を感じた。指先と足先がやはり弱いので、それぞれ二重にするべき。

11、痛み

尻が痛くなる。なので中盤から後半にかけてかなり尻を浮かして走っていた。尻を浮かしすぎると膝に負担がかかるのであまりやりたくない。どうもサドルが固い気がするが、サドルを買い替えてより痛みが軽減される保証がないのでちょっと迷うところ。最初の4時間経過時くらいから両足が部分的に攣っている状態になったが、ごまかしながら走っているうちに治ったぽい。右のひざ裏が痛いのは後半部でもやはり痛いまま。今回は手や肩はそれほど痛まなかった。

12、まとめ

冬でも防寒具さえきちっとしていれば別に普通に自転車旅行は可能。特に重要なのはマスク。冬に自転車に乗る人はあまり多くないようで、帰りに2人の若者を見かけた程度。彼らもすぐに姿が見えなくなってしまった。もっと冬の自転車旅行が推進されてもよい。

13、今後の購入予定

帽子はコンビニで売っている1000円くらいの毛糸のをかぶってその上にヘルメットをしていたのだが、圧迫されてちょっときつく感じる。専用の帽子を買ったほうがいいようだ。

前述のように手袋と靴下は2重化用に購入すべき。

もしもiPhoneのNAVIアプリを購入する場合には、片耳だけのイヤホンなどを同時に購入したほうがいいだろう。そうすれば、分岐を見逃すこともなくなるのでは。

14、todo

ライトがうまく固定できていない。これは以前に固定していたネジを紛失したと思って、強引に別の方法で固定しているのだが、このおかげで微妙に左を向いてしまっている。まっすぐ前を向くようにしたいのだが、要調査。