尼崎児童暴行事件はまだ終わっていない
えーと、これは小学生の男の子が女の子を強姦したっていう尼崎の事件ですね。
あれはひどいと思ってた。
でもニュースになるくらいだから解決したんだろう。
男の子を少年院に入れるなりして具体的な処分ができて、
心の傷はあるにせよ女の子は平和な日常に戻れたんだと勝手に思っていた。
ところが、この事件はぜんぜん解決してなくて、
今現在も女の子に対する性的ないやがらせと強姦が継続している。
この瞬間も女の子は傷つけられているんです。
尼崎児童暴行事件 まとめwikiを参照のこと。
Youtube、ニコニコの支援呼びかけ
えとですね…。
これひどくないですか？
おかしいよ。
なぜこんなメチャクチャなことが発生するんだろうか。
日本て法治国家じゃなかったっけか。
学校ってなにをやっても許される場所なんですか？
なんでそんな無法がまかり通っているんですか？
学校ってのは確かに「教育的指導を行う場所なので、すべての暴行を犯罪として裁くべきではない」という理屈はわかります。
でもさ、そのおかげで苦痛を受け続ける側はどうなってもいいのか？
暴行を行う側にとってあまりにも有利な環境になっている。
なにをしようが罰せられないのでは、法治国家としての意味がない。
学校の暴力容認体質ってのは本当にまずくて、いじめ問題が解決しないのはこれが原因でもあるんです。
本当に苛立たしいことに子供の暴力というのは「子供のやることだから」と軽くみられている。
ペットや人形が行った暴力であるかのように捉えられている。
ペットを飼っている側（学校）に属する大人にとっては確かにたいしたことではない。
しかし、その暴力を受ける側はたまったものではない。
暴力を受ける側は、自分と同じかもしくは自分よりも強大な相手と戦わないといけないんです。
小学６年生が大人にとっては十分に無力な存在ですが、
小学４年生にとっては自分を大きく上回る強大な体力を持った恐ろしい相手です。
大人は「より弱いものが攻撃される」という状況をよくわかっていないんです。
猫と赤ん坊を同じ部屋においておくとお腹が減ってきた猫が赤ん坊を食べてしまう。
でも大人はそれを事前に想像できないんです。
なぜだと思いますか？
猫を無力な存在だと思っているからなんです。
ペットだから人間に致死的な害を与えるようなことはしないと思っている。
いいですか、あなた方はまったく理解していません。
子供には子供の世界があるんです。
猫の本質が肉食獣であるように、人間は子供であっても残酷なことがいくらでもできるんですよ。
「かわいいから悪いことはしないだろう」ってのは幻想です。
多くの人たちは自分の都合のいい夢を見ていればいい。
それで十分な人たちも世の中にはたくさんいます。
だが、学校の管理者である先生がそれではいけない。
子供の残酷さ、暴力のむごたらしさ、そして被害の大きさ、被害者の心情に対してきちんと向き合わないといけないんです。
それが業務に含まれている。
確かに子供の心情だって理解するのは難しいんです。
大人の心情を理解するのに近いくらい難しい。
でも、教師が「被害者の女の子の心情を理解できない」とか「加害者の男の子の心情を理解できない」という理由で、
事後処理を投げ出してしまっていいはずがない。
もしも事後処理をしたくない、もしくはできないのであれば、すぐに司直に判断を委ねるべきでした。
刑事事件にしてしまうべきなんです。
たぶん刑事事件にすることにも抵抗があるんでしょう。
学校にとって外聞が悪いから。
刑事事件となれば学校名が表に出てしまう。
全国に悪名を広めることになります。
職位のある人間は運がよくて減給、悪ければ引責辞任を迫られ現場に留まることはできなくなるでしょう。
でも、それができないから女の子がどんどん追い詰められていく。
先生方が自分の地位にこだわるばかりに一人の女の子の人生が台無しにされていくんです。
幼少期の心理的ダメージというのは非常に大きな問題です。
後々まで影響があるんですよ。
先生方はもうそれほど先がないかもしれないが、女の子はこの先長い人生をトラウマを背負って生きていくことになるんですよ。
先生にとっては確かに数十人、数百人、いや、累計すると数千人いる教え子の中の一人かもしれない。
その一人がトラウマを背負おうがそんなことはどうでもいいのかも。
いや、どうでもいいはずがない。
子供を大事に思う気持ちは教師である以上はなんらかの形で持っている。
どうでもよくはない。どうでもよくはないが、保身のほうが優先されてしまっている。
先生業を順調に続けていくことももちろん大事だとは思います。
生徒はあなたのキャリアを続けていく中での一つのコマでしかない。
その一つのコマに自分の運命が左右させられてしまう不条理感があるのでしょう。
そもそもそういう問題発生者を糾弾するっていう社会形態が変なんです。
刑事事件を起こした学校の責任者を糾弾するのは誤りです。
「そういう生徒がいた」ならそれは生徒の責任であって、学校のせいではない。
暴行事件が発生したくらいで学校がいちいち糾弾されていたのでは、いくら学校があっても足りない。
確かに社会形態は変です。
でもその「変さ」「ゆがみ」の結果を子供に押し付けるのはやめてください。
教師が責任を取れ、とは言いませんが、被害者の女の子が害を蒙らないような形にできるはずです。
男の子を転校させるだけでもいいし、
あるいは授業料、交通費をすべて免除するなどの有利な条件で女の子のほうを転校させてもいいんですよ。
そんな処理さえもできないというのはどうしてなんでしょうね。
事前に事故を予防できないのはしかたありませんが、問題が起こってからのことは明らかに組織の責任です。
エロゲーでよくある「男の子の親が学校での権力者である」というオチなんでしょうか？
それだとするとはっきり言って弁明の余地はありません。
価値観に大きな偏りのある権力者の存在する組織はなくなったほうが世の中のためです。
まとめると、この問題は
１、学校内で事後処理ができない
しかも
２、刑事事件にすることもできない
この二つの原因が重なって発生しています。
学校は一生懸命隠蔽しようとしているようですが、ニコニコには小学校の名前が出ている。
いまさら外聞を気にしてもしかたがないんですよ。
事件が発覚し、報道が行われてから結構時間が経過しているのに、なんら実効的な対策が行われていない。
これは明らかに担任などの個人の問題ではない。
組織に問題がある。
対応があまりにも杜撰です。
傷害、暴行事件はどんな組織でも発生する。
組織管理者にとっての大きなテーマは事件を発生させないことではなく、それにいかにうまく対策を取ることはできたか、だと思います。
「なにか事件が発生しても、まともな対策をとれない」ということは組織として致命的です。
学校全体になにか問題があるとしか思えない。*1
つまり、２chの人は徹底的に叩いちゃって構わない。
手加減不要です。
若葉小学校のページを見ると規模が小さいね。
一学年に１クラスくらいしかない上に年々人が少なくなっている。
だからといって弱腰な対応が許されるべきであるとも思わないが…。*2
